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ソニーのスマートウォッチ『wena 3』開発秘話【後編】

『wena』シリーズ待望の第3世代『wena 3』が10月1日に発表されました。Suicaも使え、Alexaも搭載するなど、進化を遂げた『wena 3』。開発にかける想いなどについて、事業を統括する對馬さんに、引き続きモモがインタビュー。

モモ:
そもそも、なぜwenaを作ろうと思ったんですか?

對馬さん:
もともと腕時計もスマートウォッチも両方好き、それこそ学生時代には両方身につけていて。

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アナログ時計の感性的な価値と、スマートウォッチの便利な機能的な価値の両方を欲しいと思っていたんです。
でも、そうすると、右手と左手にぞれぞれをつけている生活。自分の家の中では問題ないけど、一歩外に出ると、日本の社会から受け入れてもらえない。変な目で見られたりするんですよね(笑)。
それをどうにかしたいなって思ったのが、最初のきっかけですね。

モモ:
学生のころから始まったんですね。
でも、それで実際に作ってしまうなんてすごいですね!

對馬さん:
バンドの中に、スマートウォッチの機能を入れ込むことができれば解決できるんじゃないかと思いつき、ソニーに入ったらそういう開発ができるんじゃないかって考え、ソニーを受けることにしました。

当時ソニーもスマートウォッチをはじめ、ウエアラブルデバイスを積極的にやっていました。小さいものを作るのも得意で、かつ新しいものが好きな会社であるソニーだったらやらせてもらえるんじゃないかって。

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モモ:
それで入社後、早々に作った?

對馬さん:
はい。3ヶ月間で好きなものを作っていいって研修あって、そこで『wena 』のプロトタイプを作ったのが始まりですね。

で、作ったのが、あれです!

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モモ:
え、こんなところに!(笑)
イラストと模型みたいのがありますね。
これを3ヶ月で作っちゃったんですか?

對馬さん:
そうです。まあ、一個だけなので。これは入社して描いた絵です。「こんなんできたらいいなあ」って考えて、プロトタイプを作ってみようって。
先輩にサポートしてもらいながら、市販のスマートバンドをバラバラに分解して、基盤を取り出し、USBの部品を組み込んだり、配線とかも自分でハンダを使って繋いだり。

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モモ:
この時はどんな機能だったんですか?

對馬さん:
いや、ほぼなにも入っていないです(笑)。
ブルートゥースでスマホと接続されて、それが表示される、みたいな。
でも、適当に作っても、これぐらいでできるってわかったので、それだったら、一から設計したらもっとできるんじゃないか、と。

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モモ:
そのタイミングで商品化という話もあったとか?

對馬さん:
モモちゃん、よく知っているね!
3ヶ月間研修の最終発表会で「これを商品化したいです!」って言ったら、賛成してくれる人もいたんです。とてもありがたい話だったんですけど、
でも、この商品は、当時いきなりソニーの100万台体制で売れる商品ではなかったし、売り始めていたとしても、規模が合わずすぐに終わってしまう気がしました。

自分の子どものように、大事にしていたプロジェクトだったんで、サプライヤーや各時計メーカーとの適切な関係を築きながら、育てていきたかったこともありますが、そこで自分がリーダーとなって事業を進めることができる、ソニーの新規事業創出プログラム「SSAP(Sony Startup Acceleration Program)」に応募し、クラウドファンディングで2000人から総支援額1億円を集めることができました。これは当時の日本記録だそうです。

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モモ:
すごい金額ですね! 
同時にすごくプレッシャーもあるような…。

對馬さん:
その際にすごく手助けしてくださったのが方がいたんです。
この方のサポートがなかったら、うまくいかなったでしょう。
もともと設計の部長などを歴任された方なんですが、リスクを減らしながらも、一緒になって攻めた設計を応援してくれました。

また、Xperiaや他部署のエンジニアなど、優秀なメンバーが集まってくれたおかげでなんとか進めることができました。

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モモ:
メンバーは何人なんですか?

對馬さん:
当初は自分と同期2人を含めた3人からスタート。
今では20名以上がプロジェクトに関わっています。

第3世代まで出せたのはチームのおかげだし、会社や関係者にもたいへん感謝しています。ソニーの事業としては、まだまだ小さいものなので、もっと大きくしていきたいですね。

それに実際にやって感じたことですが、商品は第3世代くらいまで作ってやっと納得いくものができるんじゃないかなって。やりたいこと、できること、市場のフィードバック、そういう狭間で生きていて、それらがちょうどすり合わさってくるのが、第3世代くらいなのかなって思います。

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モモ:
じゃあ、今回の『wena 3』は納得の商品なんですね。

對馬さん:
ですね。
でも、一つだけ入れたかったけど、実現できなかったことがあって。
それはカラーのディプレイ。結果的にはシックな感じに仕上がってよかったのですが、初めはカラーにしたかった。でも、曲がったディプレイでカラーで表示するのって、初期投資がめっちゃ高い。それこそ○十億とか(笑)。
そこまでの投資は出来ない状況ですが、いつかはカラーにしたいですね。

モモ:
私は、ディスプレイは全然カラーじゃなくて今のままでも好きだな~!
それよりもバックルやバンドのカラーをモモに合うピンク色とかも検討してください!!

對馬さん:
ピンクや白だとモモちゃんの肌と同化しちゃうから、黒とかが意外に似合うかもしれませんよ!

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モモ:
おー、なるほど! ちゃんと考えてくれてうれしいです!

對馬さん、今回はいろいろお話し聞かせてくれてありがとうございました!

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バンドのカラー展開、期待していますー!


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